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にがりには大きく分けて２種類あります。
１つ目が粉末タイプで、これは塩化マグネシウムでできています。
２つ目は液体タイプで、海水をくみ上げて塩を作るとき最後に残った液体のことで、これが「天然にがり」です。
天然にがりは塩化マグネシウム、塩化カリウム、塩化カルシウムなど様々なミネラルが含まれています。また、この天然にがりを製造する方法も３つに分かれています。
（1）天日干し
（2）釜茹
（3）イオン交換膜透析法
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（1）の天日干しは、海水を塩田に汲み上げ日光の力で作ります。海外の塩の多くは、この製法で行われています。（2）は大きな釜で茹で上げて作ります。日本の天然塩のほとんどがこの製法です。
（3）は海水を汲み上げて砂ろ過を行い、２枚が対になった大きな膜250枚で仕切られた部屋に砂ろ過した海水を流し込み、そこに電流を流して電気分解を行います。電流を流された海水はイオン分解され、限りなく小さくナトリウムを取り除くことができ、ＰＣＢ（ダイオキシン）や重金属（砒素、水銀、鉛）など人体に悪影響を及ぼす物質を除去することが可能になりました。
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イオンの状態になったにがりは、クラスター（粒子）が小さく浸透圧が高いため、体内に入った時の吸収率も良いとされます。またミネラルの量も多く、ナトリウムの含有量が少ないのが特徴です。
また胆石や腎臓結石の原因でもある石灰を取り除いているため安心です。大きな特徴は無色透明です。ただし、夏場はミネラル含有量が増えるため、少し黄色みがかることがあります。 |
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